株式会社Sacco(本社:東京都渋谷区  代表取締役:加藤 俊)は、全てのステークホルダーを尊重し、良質経営を目指す企業が集まるコミュニティ「coki」にて、月例会を開催いたしました。

 

coki月例会にて、ステークホルダー資本主義の動向や事例をご紹介いたしました。

 

■最新のステークホルダー資本主義の動向

昨今よく聞く「ステークホルダー資本主義」が日本に浸透してきている背景には、三つの出来事があります。

一つ目は、2019年8月、GAFAMなど米国主要企業トップ212社による会員組織である「Business Roundtable」にて、「株主至上主義」であった米国企業が「ステークホルダー主義」に転換を表明したこと。

二つ目は、2021年1月、ダボス会議にて「ステークホルダー資本主義」がトップ課題となり、「ステークホルダーがつくる持続可能で結束した世界」をテーマに議論されたこと。

三つ目は、2021年、経済産業省がSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を提唱し、「SXは、企業のサステナビリティと社会のサステナビリティを同期化させるにとどまらず、中長期的な企業価値向上に関心のある投資家のサステナビリティの向上にもつながる」と述べました。

 

■ステークホルダー資本主義の実践事例(セールスフォース・ドットコム)

フォーブス誌「世界で最も革新的な企業」4年連続1位、「働きがいのある会社」2年連続1位のセールスフォース・ドットコムは、「セールスフォース・ドットコムの従業員と製品力により、地域社会をより良くし、青少年の教育を支援し、緊急事態の発生時には国境を越えて支援を行い、思いやりのある世界を作っていくこと」をビジョンに掲げています。

同社は、アフリカ・中南米などの商圏外でも社会貢献活動を広く行っており、社員によるコミュニティや非営利団体の活動支援は、営業時間内に行われるが、売上も利益もSaaS型企業の中でトップクラス。同社創業者のマーク・ベニオフは、「これから成長しようとする企業は、地域社会や社員や取引先など全てのステークホルダーとフラットに向き合うことが当たり前です。そのような会社でないと再現性・継続性のある企業活動はできず、財務的な成功もおぼつかない」とダボス会議にてステークホルダー資本主義を強く主張しました。

 

■coki月例会について

coki月例会の座談会では、8つのステークホルダーのうち各ステークホルダーとの向き合い方をテーマに掲げ、会員同士で自社の事例を基にディスカッションを行います。「自組織でステークホルダー資本主義への取り組みをしたいが、何をどのように取り組めばいいかわからない」という経営者は、cokiオンラインコミュニティにて、ステークホルダー資本主義への理解を深め、実際に取り組むアクションへのヒントを得ることができます。

 

coki月例会レポート:https://coki.jp/gevent/4068/

社会の公器性を可視化・高めるWebサービス・コミュニティ:https://coki.jp/

 

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